
最近ブライダルインナーについてお話しする機会が多いので、こちらのまとめてみようと思います。
Jellishが現在お取扱いしているブライダルインナーは3社!これでカバーできない場合はオーダーをお勧めしています。
この3社が様々な商品を用意しておりますので、多彩なラインナップの中から、山浦が厳選したオススメ商品をお客さまにご紹介しているというわけです。
もちろん、お友達やお姉さまから譲って頂いたから。という事でお持ちになるお客さまもいらっしゃいますし、いまは何でもメルカリで購入してこられる花嫁さまもいらっしゃいます(インナーと靴は新品が良いような気がするけど、そこは選択の自由)が、基本的にはご自身のバストやウェストに合ったサイズで、ドレスのデザインに合った形状のインナーでないと着る意味がありません。
まずは、3社のブライダルインナーのどの商品をメインに、お客さまにご紹介しているか?ご案内いたします。
Jellishがご案内しているインナーのラインナップ
A、ケア工房 ロングビスチェ 6段タイプ or 9段タイプ 価格★★☆☆☆
http://www.kea-kobo.com/bridalinner/lineup/bustier/
6段 or 9段とは、背中のフックの数の事で、6段の方が背中の開きが大きくなっています。
お色はがぜん「モカ」をお勧めしています(理由は後ほど)
B、セモア ノーブル 価格★★★☆☆
http://www.cestmoibridal.com/webcataslide2.html
背中がガッツリ開いている分、ウェストから下の長さが長いのが特徴です。カップの上についているのは、ドレス滑り止めのシリコンテープ。
C、セモア ピュアシリーズ 価格★★★★☆
http://www.cestmoibridal.com/webcataslide1.html
ウェブカタログ右側の、PUREシリーズの方です。セミロングラインブラとウェストニッパーを合わせます。
D、ブルーム ラグジュアリービスチェ 価格★★★☆☆
http://www.bridal-bloom.jp/shopdetail/000000000007/
カップ自体が無く、バストを抑える形状となっています。
E、ブルーム ショートビスチェ 価格★★☆☆☆
http://www.bridal-bloom.jp/shopdetail/000000000005/
こちらも背中見せOKなタイプ。お色も3色からお選び頂けます。
F、ヌーブラ 価格★☆☆☆☆
Jellishでは扱っていませんが、ご自身でご用意頂くようご案内します。
まずパッと見て、お気づきの方も多いとは思いますが、レース付きの商品が一切入っていません。
これは後半でもご説明しますが、私個人としてはブライダルインナーにレースは必要ないと思っているからです。むしろ、レース付けないで~!と思うくらい・・・
それでは、ここからはこれらの商品をどんな指標を持ってお客さまにご紹介しているか?を説明して行こうと思います。
どうやってブライダルインナーを選ぶべきか?
①背中の開き具合
当然ですが、背中のあきが大きいウェディングドレスのデザインは、背中からインナーが見えてしまうというケースがあります。
この場合
A、ケア工房の6段ビスチェ
B、セモアのノーブル
E、ブルームのショートビスチェ
F、ヌーブラ
と言う選択肢になります。
価格は F < E < A < B
と言う順で高くなりますが、実はサポート力も価格と同様に高くなります!
B、セモアのノーブルは本当に優秀で、ウェストから下の腰や下腹部を抑える部分が長く作られており、サポート力もしっかりしています。また、ウェストにテープが入っているのが特徴で、ウェスト位置をバッチリくびれさせてくれます。
ただし、お身長が低い方や、腰位置が西洋人並みに高い方にはフィットしません。この場合はE、ブルームのショートビスチェが活躍します。
お胸のボリュームが普通で、寄せたい脇肉もそんなに気にならないのであれば、E、のショートビスチェでも十分バストを高い位置にキープし、ウェストをくびれさせてくれます。
②お胸や体のボリューム
背中の開きを気にする必要が無いデザインの場合、基本的にはA、ケア工房さんのロングビスチェをご紹介しています。
こちらは日本人ならではの「デコルテにボリュームのない体型」でもインナーが浮かないように設計されている為、花嫁さまご本人がサイズチェックをした際にカップが浮いたりせず好評です。
ただし、お胸のカップ数がE以上の花嫁さまには(ドレスのデザインとご予算が問題なければ)
B、セモアのピュアシリーズをお勧めしています。
こちらも価格は A < B なのですが、サポート力という点では俄然 B、セモアのセパレートタイプが力を発揮してくれます。
当然ケア工房さんにもセパレートタイプの商品はありますが、レース付きなんですよね・・・という事で私個人の好みからB、セモアに軍配です。
また、お胸が大きすぎて「寄せたり上げたりしたくない!」という花嫁さまに人気なのが
D、ブルームのラグジュアリービスチェです。こちらはまさに「晒方式」で、インナー内部の伸びない生地でお胸を押さえ、その他ウェストやお背中はボーンで整える。という、他社に見ないスタイルのインナーとなっています。
③ご本人の着心地や安心感
もちろん、お召しになる花嫁さまのお好みもあります。
ある程度グッと締まっている状態がお好きな方。普段からカップ付きキャミだから、苦しいのは無理という方。
いくらご自分の結婚式だからと言って、苦しい状態を我慢する必要はありません。
よくお話を聞くのは、「別のドレスショップでインナーが苦しすぎて、ウェディングドレスってこんなに大変なんだと思ってブルーになった」というお話。これを聞くのは本当に残念です。
着物の帯も、ブライダルインナーも、ウェディングドレスも、全て「丁度良いフィット感」が重要だと私は思っているので、きついインナーのせいで「ドレス=苦しい」というイメージが植えつけられてしまうのは切ないです。
ドレスは普段のお洋服の延長線上にあるものですから、もっと自由にご自分らしく着て頂きたいと思います。
④結婚式後のこと
さて、ブライダルインナーはご自身の結婚式の為だけのものではありません。
お友達の結婚式にお呼ばれの際、ドレスの下にインナーを着けて、参列してください!
来年の結婚記念日には、ワンピースの下にインナーを着けて、ディナーに出かけてください!
クリスマスパーティがあったら、ブライダルインナーを着ていくと腹巻効果も相まって暖かですよ(笑)!
そう、ぜひぜひ、ご自身の結婚式以外のシーンでも、ブライダルインナーを活用して頂きたいのです。
この時、気になるのが「レース」なんです。
ウェディングドレスは、裏地が厚手のサテンだったり、ボーンが入っていたりして気にならない場合でも、お手持ちのドレスは表地と裏地の二枚で出来ているので、カップやお腹あたりにあしらわれたレースがドレスの表に響く可能性があります。
特に、セモアさんのエレガントシリーズの様な「腰のフリフリ」は・・・(汗)
また、お色もブライダルだからといってホワイトを選ぶと、後々ブラックドレスの下に着る事ができませんよね?選択肢があるのなら、ヌードカラーのインナーをお選びになった方が、後々使いやすいでしょう。
ただし、ウェディングドレスの白さを際立たせたい場合や、下のガードルやフレアパンツと色を合わせたい場合など、臨機応変にお考えくださいね。
今日は、ブライダルインナー選びについてご紹介しました。
「自分はどれを選んだら良いの?」という方や「3社のインナーを着比べてみたい!」という方は、既にウェディングドレスを会場の提携店でお決めになった花嫁さまでも構いませんので、お気軽にご来店ください。