
以前からJellishは「お色直しでカラードレス着なくても良いんじゃない?」というスタンスを取っています。
もちろん、カラードレスに憧れている方はぜひ着た方が良いと思うのですが、中には「そんなにカラードレスに惹かれないけれど、お色直しでカラードレスに着替えるものなんでしょう?」とか「親が着ろというからカラードレスも着ます」という消極的な意見を耳にすることも。
そもそも欧米ではカラードレスにお色直しする習慣はない
お色直しで色つきのドレスに着替えるべし。というのは、高度成長期時代に衣装屋さんが発明したものではないのでしょうか。
桂由美さんが日本にウェディングドレス文化を持ち込んだ際、大いに批判を受けたそうで、その背景には”白無垢から色打掛に掛け替える”という行為。”お相手の家の色に染まる”という文化の衰退と共に、”色打掛離れ”することに危機感を衣装屋さんが焦ったのではないかと推測しています。
絢爛豪華な色打掛は、日本古来の職人技が織りなすもので、一着数百万円という作家さんが作ったものもありますから、そういった商品が貸し出されなくなっては困る・・・そこで衣装屋さんは、”白無垢から色のついたドレスに着替える”という、”掛け替えの洋装化”で、すり替えを行ったように思えます。
これらの推測は、ともすると間違っているかもしれませんが、Jellishの「お色直しでカラードレス着なくても良いんじゃない?」という思いは変わりません。
ウェディングドレスの白い色は、結婚式当日は花嫁だけに許された色で、ウェディングドレスを着られるのは結婚式しかありません。
だとしたら、早々に色つきのドレスに着替えてしまうのはもったいないと思うのです。
一分でも一秒でも長く、ウェディングドレスを着ていて欲しい。結婚式当日はあっという間に過ぎ去ってしまいますから、少しでも長くウェディングドレスを着て、その日を実感して楽しんで欲しい。そのまま家まで帰って欲しい。と本気で思っています。
ウェディングドレスのアレンジ術
さて、前置きが長くなりましたが、そんなわけで一着のウェディングドレスを何通りかにアレンジする方法をご覧いただこうと思います。
結婚式を行った後、披露宴の会場に移動する。乾杯をしてケーキカットをしたら新郎新婦が一度会場から退席する。というスタイルが一般的ですから、2〜3パターンにウェディングドレスや髪型をアレンジして、ゲストにも楽しんでいただくのはどうでしょう?
(個人的には、退席も必要ないと思ってはおりますが・・・笑)
さぁ!今日のアレンジは「オーバースカート」です。
1、ベールをした挙式スタイル
2、ベールを外して、ヘアスタイルを変えてみました
3、フレアの大きなオーバースカートを履いてみました
いかがですか?同じドレスでも、髪型を変えるだけで雰囲気が変わるのがお判りいただけると思います。
さらにオーバースカートを重ねることで、すっきりしたAラインシルエットからボリューム感のある印象に変わり、大きな披露宴会場にも映える一着になりますね。
次回はお顔周りの印象が変わる、~顔回り編~でアレンジを楽しんでみます。お楽しみに♪