
パーティ当日は、爽やかな晴れた空のもと、大切な方々ととても楽しい時間を過ごすことができました。
作って頂いたウェディングドレスも終始快適で、何よりガーデンウェディングでも足元を気にする事なく自由に動き回り、家族や友人と沢山の時間を共有できた事が嬉しく思いました。
また、ゲストの方々からは素敵なドレスだね!とお褒め頂きましたよ。
本当にステキで素晴らしいウェディングドレスに巡り合えたことを幸せに思います。大事に保管して、子どもに引き継げたら幸せなのですが・・・
ようやくパーティ当日の写真データが届きましたのでお送りしますね。
本当にありがとうございました。
2013年5月25日 Oさま
パーティの楽しそうな様子が伝わってきますね!
芝生のガーデンパーティでも、気にせずに自分の行きたい方に進めるのが「マイドレス」の良さですね。ご新郎さまもジャケット×パンツなカジュアルスタイルで、ウェディングドレスにも会場にも雰囲気が合っています。
もともとお二人のご友人から「結婚式したら?」という話が持ち上がって、形になっていった・・・というウェディングですから、ゲストも新郎新婦も一緒にワイワイ楽しめる、ステキな結婚式だったことでしょう♪
ちなみにウェディングドレスはJellishのデザインから、お袖丈を少しだけアレンジされて、ご新婦さまのお好きな長さにご用意させて頂きました。
「自分の為に誂えたウェディングドレスを着る」という事自体が贅沢ですが、その真っ白のドレスで芝生の上を直接歩くというのはなんて贅沢なことでしょうね♪とくにこちらは総レースのウェディングドレスですから、レースが芝生に映えて素敵だった事でしょう・・・
日常の感覚だったら、普段のお洋服も地面にずるずる引きずったりしませんものね?これもウェディングの日だけ許された特別な事なのだと実感します。
自分のドレスだから、自分が地面を引きずろうと思えば引きずれる。
座ろうと思えば座れる。
自分が挨拶したいと感じたゲストの方に進める。
しいては「新朗が新婦を気遣うシーン」が増え、新婦の友人からの新郎の株が上がる(笑)
介添えさんがビジュアル的に美しくない
あ、もちろん介添えさん個人のスペックの話ではありません(笑)介添えさんとは、ずーっと新郎新婦に付いて回っている、黒スーツか色無地の着物をお召になった女性の事です。
もりろん、スカートの裾が長かったりスカートが広がっていたりすると、後ずさりはもちろんできませんし椅子に座ろうものならどこに椅子があるのか見当もつかないので、下手をすると床にベチャッと座る事態を招きます。
ですから、少なくとも手を差し伸べてくれる人が必要です。
だからと言って・・・ずうっと新郎新婦の近くに「黒スーツの人」が居るのはどうでしょう?お二人が移動している姿が絵になる時もありますから、写真を撮りたい人もいるでしょう。(新郎新婦の写真を撮りたいのに、いっつも3人の写真です)
また新郎が新婦を置き去りにして、スタスタ先に歩いて行ってしまうようなシーンもよく見かけますね?(これは新郎が「介添えさんに新婦の世話を任せてしまった証拠」だと思います。)
それよりなにより、私にとっては「介添えさんが居ないと動き回れないウェディングドレス」は「着るもの」としてどうなの?
という疑問が湧きあがってきます。
まず、百歩譲って「トレーンの長いドレスの取り回し」は自分ではできませんから、鋭角に方向転換をするときなどは手助けをしてくれる人が別に必要です。また、キメポーズでお写真の撮影をするときなどは、ドレスのシルエットやトレーン部分をきれいに整えたいので、客観的な視点に立ってウェディングドレスやベールを確認&調整する人が必要です。
では、会場内を移動したり、控室から会場に移動するときは?
よく、介添えさんが後ろからウェディングドレスのトレーンをからげ持っている姿を見かけますが、あれって美しいものではありません。新婦の足が丸見えで、メイクや髪形は整っているのに、下はそれっ?と思います。
あれは「新婦が動き回りやすいように」ではなく「ドレスが汚れないように」である事は間違いありません。特別な日で、朝から「おめでとうございます!」「キレイだね!」と祝福のシャワーを浴びているのに、急にスカートを膝までまくり上げられたら、なんだか興ざめしませんか?
そもそも一人で動き回れない
みなさんは、ウェディングドレスってスカートを持たないと歩けないものだと思っていませんか?
実はそうではありません。
スカートを持ち上げるのは階段を上がる時、床が毛足の長いゴージャス絨毯なとき、急いでいるときくらいです。
だって、お洋服ですから、歩くたびにどこか持ったり、誰かにスカートを持たせてもらったり?
しないと動けないのは不自然ですよね。
実はこれも「サイズが合っていない」せいなのです。
「サイズ」というと皆さん胴回りの事をイメージされますが、「サイズ」には長さも含まれます。
身長+ヒールの高さで自ずとスカート丈が決まってきます。
スカートを持たずに歩けるのは、スカート丈がピッタリ合っているからです。
スカートが合っていなければ、ブーケを持った左手で更に重たいスカートを摘まむように指示されます。
スカートの前丈(自分歩くとき足を出す所)が合っていないと、一人で動き回れないんですよ。
スカートが自分の方に「L字」に折れ曲がって、それを踏みつけたら・・・想像できますよね?
Jellishにご試着にいらっしゃるお客さまで、他店でご試着されたドレスの写真を拝見する事があるのですが、スカートの裾が手前(カメラの方)に10センチくらいキレイに折れ曲がっていて、しかもそれがレンタルのドレスがったりすると、果たしてこのウェディングドレスを結婚式当日もお召になったらどうなってしまうのだろう・・・ととても不安になります。
ちなみに皆さんが試着でもっている「ブーケ」は「アートフラワー」なので大して重くありませんが、挙式当日の「生花のブーケ」はお水をしっかり吸っているのでだいぶずっしりと重い物です。花嫁さんはみな「後半重くて腕がプルプルしたーっ!」とおっしゃいます。
そんな重いブーケを左手で持つ+スカートも左手でもつ+異様に高いヒールのパンプスって、こりゃもう拷問の域でしょう。
そうそう、ちなみに右手は新郎と腕を組んでいるので使えませんからね!
「デキル新郎」PRにも・・・
ここでまた、私が以前出席した結婚式の時の話です。私が用意したドレスでしたから、もちろんスカートを持たずに歩くように新婦に伝えておきました。(うっかりすると、スカート丈が合っていても合っていなくても「スカートは持って歩くもの!」と思っていらっしゃる介添えさんがいるのでドキドキします。スカート丈が合っているから持たずに歩けるのに、もし持ったら・・・足が丸見えです!)
颯爽と歩き回る友人新婦の姿は、本当に美しかったです♪
その後、新郎新婦が揃ってひな壇に上がろうとしたところ・・・サッと新郎が新婦に向かって手を差し伸べたんですね~♪
「ステキな男性と結婚したんだね!」とまだ若かりし私はキュンキュンしながら、その姿を見ていました。
そうです。新郎がエスコートすればいいんです!
普段のデートの時から、ドアの心配をしたり、椅子の心配をしたり、彼女に気を配る事のできる男性でしたら、きっと結婚式当日も「一人でスタスタ歩いて行ってしまう」ような事は無いでしょう・・・普段は着なれない衣装を着て、お互い緊張しているのが分かっていればなおさらです。
Jellishで最終フィッティングに新郎新婦のお二人が揃っているときなどは、試にお二人で歩いてみます。
だいたい、男性の方の歩みが早く、私に怒られます(笑)
ゲストの皆さんにお二人の姿をしっかり見て頂く為にも、新婦が美しい姿勢をキープしながら歩けるのも、ご新郎さまの歩くスピード次第です!
これについては、また次の機会にお話ししましょうね。
結婚式&披露宴で何がしたいか?
結局この質問「結婚式をする意義」という質問にぶちあたるので、もし今後Jellishにドレスを探しにいらっしゃる新郎新婦の皆さまは、すこしこの「結婚式をする意義」について話し合って来られると良いかもしれません。たぶん私に質問されます(笑)
意義と言うと少し重いですが、「テーマ」とも言い換えられるかもしれません。テーマでもまだ曖昧な感じがする方は、「誰の為に結婚式をするのか?」という辺りではどうでしょう?
例えば「ゲスト全員にきちんと挨拶やお礼ができるパーティをする」というのであれば、この記事の新郎新婦さまのようにぴったりサイズ(周囲も長さも)が合ったドレスで、限られた時間の中で軽やかにゲストの皆さんの所に挨拶に回る必要がありますね。
「一日お姫さまに変身できる日!」と定義しているのであれば、どうぞ一人では身動きできないような大きく広がる重たいウェディングドレスで、介添えさんの手を煩わせてみてはいかがでしょう?
実際、介添えさんはストローを入れたお水を口元まで運んでくださったり、もし途中で靴が脱げればスカートの中に潜って、貴方の靴を履かせてくださるはずです。
おそらく、JellishのHPをご覧くださっている女性は前者が多い事でしょう。
実際にJellishのウェディングドレスをご試着頂ければ「これなら自分で歩き回れそう!」と実感して頂けると思いますよ。
今日は、スカートを持たずに自由に動き回るお話をしました。