
タイトルがショッキングですが笑
今日は、「ウェディングドレスを着る際に、 バストを大きく見せるためにパッドを入れる件」についてお話したいと思います。
詰めりゃいいってもんじゃない
一世一代の大勝負である(?)結婚式に、普段自分のコンプレックスである「貧乳」を、パッドを入れてカバーしようという方がたまにいらっしゃいます。
また、ブライダルインナーのお店でも、実際のバストのサイズより大きなカップのインナーを用意し、パッドを追加して容量不足を補うように勧めてくるショップが良くあります。
私はこういったパッドの詰め放題をお勧めしません。理由は以下の通りです。
1、パッドを詰めても、デコルテ(鎖骨とおっぱいの間のエリア)のボリュームは変わらない
- この部分をデコルテと呼びます
中世ヨーロッパのお姫様が着ていたコルセットのように、胸を押しつぶしてデコルテまで持ち上げてくるなら話は別ですが、普通にカップの形があり、そこにワイヤーがついているブラジャーをして、カップにパッドを入れたからと言って、デコルテのボリュームは変わりません。
特にバストのボリュームを気にされているような女性は、全体的に脂肪が少なく、デコルテにあばら骨が浮き出ているようなタイプの方もいらっしゃいますから、そのアバラを隠すほど胸を下から盛り上げてくるのはまず不可能です。
要はバストのトップは出っ張らせることが出来ても、肩から胸へと続く自然なシルエットは出せません。
2、必要以上のパッドはむしろ「異物」
胸を大きく見せようと、ブラジャーにパッドを沢山詰め込みすぎると、ドレスの胸元が浮きます。
一般的には、ドレスの胸元が浮く→パッドで補填と考えがちですが、実は違います。パッドがあるから、ドレスの胸元が浮くんです。
下の図を見て頂くと分かるように、パッドが大きすぎ、デコルテもバストのトップも並行にドレスが身体から離れています。
パッドは異物です。
- パッドがあるから、ドレスが身体にフィットしない
それでもバストをこのくらい大ききく見せたい!しかもドレスが浮くのはイヤ!となると、下記のイラストのようになります・・・
- 浮いている部分をお直ししてみた場合
華奢なデコルテから、急激に出っ張って不自然だし、美しくありません。
じゃあ、もともとバストの大きい人はどうなの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
元々バストが大きい方は、デコルテからボリュームがあるのが一般的なので、この様な段差はできません。身体は痩せているけれど、バスト事体は大きい。という方は、バストがタレ気味の可能性があり、ブラのカップにきちんと納めてあげれば、これはこれで自然にデコルテにも自然なふくらみが出るものです。
3、パッド入れ過ぎのインナーは、その後使いづらい
確かにウェディングドレスは、いつものお洋服とボリュームが違いますから、当然体のメリハリを強調し、凸凹を出して見せる方が綺麗です。
ウェディングドレスは西洋のお洋服ですから、西洋人の様に足が長く、身体のメリハリがある人が着た方が美しいに決まっています。
しかし、ウェディングドレスの下に着るブライダルインナーは結婚式の1日だけのものではありません。
来年の結婚記念日には、ブライダルインナーを着て、お洒落をしてディナーに行ってください。もちろん、お友達の結婚式に行くときには、ブライダルインナーを着てオメカシしていってください。ちなみに、クリスマスシーズンなど、寒い時期のお出掛けの際、ブライダルインナーを着けるとハラマキのように暖かですよ!(ここで言うブライダルインナーは、ブラとニッパーのとこを指しています)
さて、そんな時に、ウェディングと同じだけのパッドが入ったインナーって、使いにくいと思いません?おっぱいばっかり目立ちます。
それに、インナー屋さんはパッドの追加を購入させて、単価アップを狙っているんじゃないの?と疑心暗鬼な私も居ます・・・
以上のような理由で、私はブライダルインナーに必要以上のパッドを詰める行為をお勧めいたしません。
いつものサイズのブラに、レモンパッド程度を入れて少しボリュームを出したり、左右差があればそれをパッドで補ったり。という事は必要かと思いますが、自分の判断でおっぱいばっかり盛るのはおすすめしません。バストのボリュームを出したいのであれば、予めウェディングドレスのデザイン自体がバストをカバーできるようなものを選んだり(例えばビスチェタイプではなく、ボートネックやオフショルダーのドレスは胸に自信が無い方におすすめのデザインです)、ドレス自体にパッドを入れて自然にシルエットを整えたりもできます。
- インナーにレモンパッドを仕込んで、シルエットを整える
因みに、私自身のウェディングパーティの際は、背中が開いたドレスを着たので、ブライダルインナーは着けませんでした笑
いわゆる、ヌーブラですね。
このように、ウェディングドレスのデザインや素材によっても、インナーの選び方が変わってきます。
背中がどれくらい開いているのか?素材は薄いジョーゼットなのか?それともレースなのか?厚手のサテンなのか?ウェディングドレスがレンタルなのか?セルなのか?はたまたAラインなのか?マーメイドラインなのか?
ですから、Jellishでは、ウェディングドレスを選ぶ際のインナーはお貸出しをしています。
ウェディングドレスを選ぶ前にインナーを用意しましょうと書いている準備本などもありますが、その必要はないと思います。
Jellishでウェディングドレスをご試着される際は、スマホの充電と容量のチェックだけして着て頂ければOKです。
どんなドレスが着てみたいか?まずはウェディングドレス一覧ページから覗いてみてくださいね!