
今日はたまたま、4月挙式の花嫁さまが2組ご来店下さいました。
お二人とも初めてJellishを訪れて下さったので、少々お急ぎの案件でしたが、1月中にご注文をいただければ対応しますよ。とお伝えしてお見積りを書きました。
Jellishではドレスの制作に通常2か月~3か月頂戴していますが、お急ぎの場合にはもちろん挙式に間に合うように急いでお作りいたします。
花嫁さまは、皆さん初めての事なのでご存じない場合が多いのですが、出来ればウェディングドレスは挙式の一ヶ月前には仕上がっている方が安心です。
そうすると逆算して少なくとも挙式の4か月前にはウェディングドレスのご注文を頂きたいんです。
あ、ちなみに、こればJellish的な納期です。ドレスショップさんによって、対応納期は異なりますので各自ご確認くださいね(挙式の6か月前までにオーダー頂かないと間に合いませんというオーダードレスショップの方が一般的かもしれません)。
さて、そんな若葉マークがついた花嫁さんですが、ウェディングドレスのデザインが決まった際、よく頂くご質問があります。
ウェディングドレスをご注文くださる花嫁さまからの、よくあるご質問
1、いつまで採寸を待ってもらえますか?
2、いつまでに決めればよいですか?
3、注文してから、サイズが変わっても大丈夫ですか?
実はこれら全て、サイズにまつわるご質問なんです。
1、いつまで採寸を待ってもらえますか?
→これからダイエットをするから、作りはじめ(採寸)をなるべく後にしてほしい
2、いつまでに決めればよいですか?
→こちらも「1」と同じく、ダイエットを想定されてのご質問でしょう。
3、注文してから、サイズが変わっても大丈夫ですか?
→このご質問からも、「結婚式までにめいっぱい痩せるぞー!」という意気込みが感じられます・・・
ドレスの制作途中でサイズが変わってしまう花嫁さまについて
さて、これらの花嫁さまに対して、私の答えはこうです。
「とりあえずドレスは作り始めるから、お仕上がりで痩せた分だけ詰める調整をしましょうね」
実際、花嫁さんは挙式直前でグッとサイズを落として(やつれて)来られる方もいらっしゃいます。また「挙式までに10キロくらい落としたい!」と宣言しておきながら、まったくサイズの変化を見せずに、お仕上がりドレスのフィッティングにご来店される花嫁さまもいらっしゃいます。
正直私も、ご注文の段階でここまでは読めません・・・(更に妊婦さんとなると、よりサイズ変化のハードルは上がります)。
という事で、Jellishでは以下の方法を組み合わせ、痩せゆく花嫁さまの対応をしております。
・ダイエット予定の花嫁さまには、予め目標サイズのウェディングドレスをお作りする
・ダイエットはする予定だけれど、イマイチ自身が無い花嫁さまには、ドレス仕上がり後に微調整でサイズ合わせる(痩せた分だけ詰める)
・ダイエット予定ではなかったのに痩せってしまった花嫁さまも、ドレス仕上がり後のフィッティングでサイズ調整をする
この場合のサイズ調整は、「ちょっと折りこんで縫う」とかでは無く、たとえばビーズ刺繍がしてあるドレスの場合はビーズを外し、パールを外し、レースを剥がし、ウェストベルトを通す紐を外し、土台のドレスをほどいてサイズを直し、裏地のサイズを直し、ベアトップだったらボーンという芯が縫いつけてありますから、それを外して縫い直し、ウェストベルトを通す紐を縫い付け、レースを元通りに縫い付け、ビーズを刺し、パールを刺します。
このようにお直し作業は、工程も多く面倒だし、一旦縫い上げたものをもう一度ほどくのは、結構切ない作業だったりします(汗)
それでも、Jellishは「予算内でお気に入りの一着をカスタムメイドできる」事をモットーにしておりますので、コストのかかる仮縫い等を省き、けれど当日はピッタリサイズのウェディングドレスをお召いただけるよう、頑張っております!
日本人女性は特に、「痩せれば綺麗に可愛くなれる」という暗示にかかっている方が多いので、結婚式に向けて努力される方がほとんどです。
私もそれを全否定するつもりはありませんが、しっかり栄養もとって、肌の保湿をして、姿勢をただし、素敵な笑顔を味方につけ、時間を作って駆けつけて下さったゲストのみなさんに気配りをし、色々な意味で「美しい花嫁」を目指して頂きたい。そしてその一端をお手伝いできればと考えています。
以上、今日はご注文時に頂くご質問の、サイズについてのお話でした。
結婚式当日、ピッタリサイズのウェディングドレスを着ていたい花嫁さまは、ぜひ一度Jellishにも訪れてみてください。