高齢の家族と、遠方での結婚式。移動と滞在で配慮したいこと

海の見える芝生の道を、腕を支えられてゆっくり歩く年配の人の後ろ姿

ご両親や祖父母を、遠くまで呼ぶことになる。少人数の結婚式を福井で考えはじめると、たいていの方がここで一度立ち止まります。三時間の移動に耐えられるだろうか、当日ばててしまわないだろうか、と。ここでは、遠方の結婚式で高齢のご家族に何が負担としてかかるのかを分けて考えたうえで、道中と、着いてからの一日の過ごし方を順に見ていきます。

目次

高齢の家族にとって、遠方の結婚式は何が負担になるのか

WHAT IS TIRING

距離だと思われがちですが、体にこたえるのは移動した距離よりも、乗り降りと待ちの回数のほうです。

座っている三時間は、思うほど消耗しません。こたえるのは、荷物を持って階段を上がる、ホームで立って待つ、乗り換えの人ごみを歩く、着替えのために別の場所へ移る、夜になってから帰りの車に乗る——こうした細かな出入りが、一日のなかに何度も挟まることです。

ですから、考える順番はこうなります。まず、道中でその回数をどれだけ減らせるか。次に、着いてからの一日で、その回数がいくつあるか。この二つを数えておけば、遠いか近いかという感覚の話が、段取りの話に変わります。

東京から福井までの道のりは、体にどれくらい響くか

GETTING THERE

東京駅から福井駅までは、北陸新幹線でおよそ三時間です。朝の便を例に挙げると、こうなっています。

かがやき501号東京 6:16 → 福井 9:122時間56分
かがやき503号東京 7:20 → 福井 10:092時間49分
かがやき505号東京 8:11 → 福井 11:092時間58分

ここで大事なのは分数のほうではなく、いずれも乗り換えがないということです。東京駅で座ってしまえば、次に立つのは福井駅になります。階段もホームでの待ち時間も、道中に一度も出てきません。年配のご家族にとっては、二時間台か三時間かの差より、この一点のほうがずっと効きます。ダイヤは改正で動きますので、日が決まったら時刻表でお確かめください。

座席は、家族の並びで取れます。通路側を選ぶ、洗面所に近い車両にする、荷物を置ける端の席にする。そのくらいのことは、切符を取る段階で決められます。東京から福井へ。北陸新幹線でどれくらい近くなったかに、所要時間そのものの話は詳しく書きました。

福井駅から会場までは、車でおよそ五十分です。ここが道中で唯一、乗り換えらしい乗り換えになります。何台に分かれて、誰が運転して、何時に出るか。この五十分の渡り方は東京から福井へ、家族での移動という段取りに整理してあります。

会場に着いてから翌朝まで、何回移動することになるのか

ONCE YOU ARRIVE

二回です。行きに福井駅から会場へ、帰りに会場から福井駅へ。その間に車に乗る場面はありません。

会場は貸切で、ご宿泊まで含まれています。ワクテラスならチェックインが午前十一時、チェックアウトが翌日の午前十一時。式も、お食事も、泊まる部屋も、同じ敷地のなかにあります。着替えのために移る、会食のために移る、宿へ移る、という道順が最初からありません

いちばん違うのは、夜です。日が落ちてから、暗い道を車で帰る人がいません。高齢のご家族を遠方に招くとき、いちばん心配なのはたいていこの帰り道のほうだと思いますが、その一区間がまるごと無くなります。夜の時間の話は福井の宿泊と、結婚式翌日の過ごし方にまとめました。

ご宿泊は、挙式、お料理、衣装、ヘアメイク、装花、写真、プロデュース料と並んで、はじめから総額に入っています。人数分の宿を別に押さえる手間も出てきません。

到着してから式まで、休む時間は取れるのか

TIME TO REST

取れます。十一時から翌日の十一時まで、その場所はご家族のものだからです。

着いてすぐ式がはじまるわけではありませんし、式の時刻を何時に置くかも、決まったものに合わせるのではなく一組ずつ決めていきます。移動で疲れる方がいるとわかっているなら、午後の遅い時刻に置くこともできます。

待つ場所を外に探さなくてよい、というのも小さくない点です。ロビーで時間をつぶす、近くの店で休む、といった過ごし方をしなくても、同じ敷地のなかに、横になれるお部屋があります。途中で一度抜けても、戻ってこられます。集まっているのが十名から十五名なら、誰かが少し席を外したことは、すぐにわかりますし、すぐに埋まります。

一日の並びそのものは一日の流れのページに置いてあります。

高齢の家族を招くとき、先に確かめておきたいこと

BEFORE YOU DECIDE

ここから先は、会場ごとに事情が違います。一般論で片づけずに、日を決める前に一つずつ確かめておいたほうがよいことを挙げておきます。

下見や打ち合わせのときに聞いておくこと

  • お部屋がどこにあるか。式や会食をする場所から、どのくらい歩くか
  • 建物のなかの段差や階段は、どのあたりにあるか
  • 椅子や座り方を、その方に合わせて変えられるか
  • 食べられないもの、噛みにくいものがある場合、いつまでに伝えればよいか
  • 体調が変わったときに、いちばん近い医療機関はどこか
  • 福井駅から会場までの車を、どなたが手配するか

この六つは、遠慮なく先に聞いていただいてかまいません。むしろ、日取りや衣装より前に置いたほうが決めやすくなります。お招きするご家族のことは、招く側にしかわからないからです。お打ち合わせはオンラインでも、横浜での対面でもできますので、そのときに一つずつ潰していけます。

もうひとつ。式の時期そのものも選べます。冬の日本海側は雪と雷の季節ですから、そこを外すという決め方もあります。季節の違いは福井の気候と、結婚式に向く季節の考え方に月ごとの数字で書きました。

一日の中身について、もう少し詳しく

A CLOSER LOOK

福井・日本海側で挙げるということそのものは福井・日本海側で結婚式を挙げるということに、会場そのものは会場のページにまとめています。挙式、お料理、ご宿泊、衣装、ヘアメイク、装花、写真、プロデュース料まで、総額の目安は150万円から200万円。内訳は、一組ごとにお見積りします。詳しくはプランのページをご覧ください。

高齢の家族がいても、遠方での結婚式は無理がありませんか?

ご家族の状態によりますので、無理がないと言い切ることはできません。判断の材料としては、東京から福井まで乗り換えのない新幹線でおよそ三時間であること、会場に着いてから翌朝までは同じ敷地で過ごすため車に乗る場面がないこと、夜に帰りの移動が発生しないことの三つがあります。お部屋の位置や段差については、下見やお打ち合わせのときにお確かめください。

結婚式の当日、家族が休める場所はありますか?

ワクテラスの場合、チェックインは午前十一時、チェックアウトは翌日の午前十一時で、その間は会場ごと貸切になります。ご宿泊のお部屋も同じ敷地にありますので、途中で休んでから戻ることができます。

家族全員が同じ場所に泊まれますか?

ワクテラスの場合、本館に10名、別棟にもう10名です。十名から十五名であれば、全員が同じ敷地に泊まれます。挙式と会食は最大50名まで可能ですので、食卓を囲める人数と泊まれる人数は分けてお考えください。

遠いかどうかより、着いてからどう過ごすか

遠方かどうかは、地図の上の話です。実際に体にかかるのは、一日のなかで何度立ち上がり、何度場所を変えるか。そう置き直すと、三時間の新幹線より、着いてからの半日のほうが大きいことがわかります。

年配のご家族は、たいてい何も言いません。疲れたとも、そろそろ休みたいとも、その日は口にしないと思います。だからこそ、休める場所が同じ敷地のなかにあることと、帰りの時刻に追われないことを、先に用意しておく。配慮というのは、当日の気配りより、決めるときの順番のほうに宿るのだと思います。

どんな一日にしたいか、まだ言葉にならなくてもかまいません。まずは、お話からさせてください。

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