結婚式当日のスケジュールは、何時間で考えるものか

朝の光が差す、無人の食堂と長いテーブル

結婚式当日は、何時間くらいかかるものですか。そう尋ねられることがあります。かかる、という言い方のなかに、たぶん答えの半分が入っています。式そのものの長さと、一日の長さは、べつのものだからです。ここでは、チェックインからチェックアウトまでをひとつづきの一日と数えたときに、その時間をどう区切り、どこに時刻を置くのかを整理してみます。

目次

結婚式は、当日の何時から何時までを指すのか

TWENTY-FOUR HOURS

先にお答えします。ワクテラスであれば、チェックインは午前11時、チェックアウトは翌日の午前11時です。ちょうど二十四時間、千四百四十分。これが、私たちの数える一日の長さです。

ただ、この二十四時間は「かかる」時間ではありません。「ある」時間です。式に二十四時間かかるわけではなく、二十四時間のうちのどこかに式がある、という順序になります。この違いが、当日の組み立て方をまるごと変えてしまいます。

その日、会場はまるごと一家族だけのものになります。前の組が出ていくのを待つことも、次の組のために席を空けることもありません。だから、始まりの時刻を誰かに合わせる必要がない。貸し切るというのが何を指すのかは、結婚式場を「貸し切る」ということに書きました。

チェックインからチェックアウトまでの一日は、どこで前後に分かれるのか

BEFORE AND AFTER SUNSET

二十四時間をふたつに割る目印が、ひとつだけあります。日が沈む時刻です。着いてから日が沈むまでが前半、沈んでから発つまでが後半。そう置いてみると、同じ二十四時間でも、季節によって形がずいぶん違うことが分かります。

時期福井の日の入り/11時から日の入りまで/日の入りから翌11時まで(2026年・めやす)
3月20日ごろ(春分)18:07 / 7時間7分 / 16時間53分
6月21日ごろ(夏至)19:15 / 8時間15分 / 15時間45分
9月23日ごろ(秋分)17:51 / 6時間51分 / 17時間9分
12月22日ごろ(冬至)16:45 / 5時間45分 / 18時間15分

年によって一分ほど前後します。着いてから日が沈むまでは、短い季節で5時間45分、長い季節で8時間15分。その差は2時間30分です。後半はちょうど裏返しで、冬のほうが長くなります。

夏は、明るいうちの時間が長い。冬は、暗くなってからの時間が長い。どちらが良いという話ではなくて、一日の重心がどちらに寄るか、という違いです。屋外で過ごしたい方は前半の長い季節を、灯りの下で長く話したい方は後半の長い季節を。季節ごとの日の入りの時刻は日本海に夕日が沈む時間帯は、季節でどう変わるかに月ごとに並べてあります。

結婚式当日のスケジュールは、どこから決めていくのか

FIXED POINTS

時刻を置く必要のあるものは、じつはそれほど多くありません。おおよそ、次のくらいです。

一日のなかで、時刻を置くもの

  • チェックインの時刻(ワクテラスであれば午前11時)
  • お支度をはじめる時刻
  • 式の時刻
  • 写真家と土地を歩く、フォトツアーの時間
  • 会食をはじめる時刻
  • 日の入りの時刻(これだけは、こちらでは決められない)
  • チェックアウトの時刻(ワクテラスであれば翌日の午前11時)

七つのうち、両端のふたつは会場の側で決まっています。真ん中の四つは、こちらで動かせます。そして日の入りだけが、動かせないのに毎日ちがう。だから決める順番としては、動かせないものを先に置いて、動かせるものをその前後に配る、というのが素直だと思います。

夕方、日本海に陽が沈みます。その瞬間のそばに、写真家がいます。そこを先に置いてしまえば、残りは前へ寄せるか、後ろへ送るかを決めるだけになります。写真から一日を組み立てるという考え方については、写真家がプロデュースする結婚式、という考え方に書きました。

分刻みの進行表がなければ動かない、という一日ではありません。当日の進行は、お打ち合わせのなかでご一緒に決めていきます。お打ち合わせはオンラインと、横浜での対面で。ご相談から当日までの道のりはご相談から当日までの流れにまとめています。

予定の入っていない時間は、余ってしまわないのか

THE UNPLANNED HOURS

ここがいちばん、心配されるところかもしれません。二十四時間もあって、間がもつのだろうか、と。

ひとつ、人数の話をさせてください。集まるのは10名から15名。名前を呼べば、全員が振り向く人数です。この人数だと、一日から抜け落ちるものがあります。受付を置くこと。席を探すこと。「では皆さま、こちらへ」と声を張ること。人数が増えるほど必要になるはずの手順が、そもそも要りません。

だから、予定の入っていない時間というのは、空白ではありません。そこは話している時間です。ふだん、これだけの人数で、これだけまとまった時間を一緒に過ごすことは、たぶんもうありません。順番に挨拶をして回らなくても、席にいれば話は届きます。

疲れたら、途中で部屋に戻って休むこともできます。同じ敷地のなかにお部屋があるので、抜けても戻ってこられる。一日が長いというのは、そういう余白のことでもあります。

一日の設計について、もう少し詳しく

A CLOSER LOOK

日が沈んだあとの後半、つまり夜と翌朝の過ごし方は福井の宿泊と、結婚式翌日の過ごし方にまとめています。その一日を誰と過ごすかという話は結婚式に招く家族と、どう過ごす一日にするかに。日本海のほとりの会場そのものは会場のページをご覧ください。挙式、お料理、ご宿泊、衣装、ヘアメイク、装花、写真、プロデュース料まで、総額の目安は150万円から200万円。内訳は、一組ごとにお見積りします。詳しくはプランのページに置いています。

結婚式当日は、何時間くらいかかりますか?

ワクテラスであれば、チェックインが午前11時、チェックアウトが翌日の午前11時で、ちょうど24時間です。式そのものの長さではなく、着いてから発つまでを一日と数えています。会場は貸切なので、前後に別のご予定は入りません。

当日のスケジュールは、いつ決めるのですか?

お打ち合わせのなかで、ご一緒に決めていきます。お打ち合わせはオンラインと、横浜での対面で承っています。分刻みの進行表がなければ動かない、という一日ではありません。

何も予定を入れない時間があっても大丈夫ですか?

はい。10名から15名という人数では、受付や席の移動といった手順がそもそも要らないため、予定のない時間は空白にはなりません。途中でお部屋に戻って休み、また戻ってこられる形です。

決めるのは、時刻の細かさではなく、置く順番

一日を長くとると、決めごとが増えそうに思えます。実際に増えるのは、決めなくていい時間のほうです。短い時間に収めようとすると、分刻みの表が要ります。二十四時間あれば、動かせないものをひとつ置いて、あとはその前後に配れば足ります。

時計を見ないで済む時間が、一日のうちにどれだけ残るか。私たちが設計しているのは、たぶんそこです。何時に何をするかは、まだ決まっていなくてかまいません。まずは、お話から。

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